なんとか人生から降りさせてくれないか

生老病死とは苦しみである。

仏教で生老病死を指して４つの「苦」というとき、厳密には「苦しみ」を指すのではないらしいが……。

ここ数年、自分にとってこの言葉が帯びる意味合いが変わってきた。

生：　以前「そんな苦しいかなあ……」　今「生きるの辛い。生はマジで苦しみ」

死：　以前「まあ怖いよね」　今「死って救済やん」

最近生きていることがつらい。

これから人生が続くということを考えただけで滂沱の涙があふれてくる。3時間くらい泣き続けられる。頭が痛くなって仕事どころではないうえに生きていることがそもそもつらいので生きるために辛うじていやいややってきた仕事とか今全然がんばりたくない。

厳密には２４時間つらいわけではない。寝ているとき（特に夢を見ているとき）、面白い本を読んでいるときはそこまでつらくない。その時間が終わった瞬間人生のつらみがわぁっと押し寄せてきて（思い出されて）またつらくなる。その繰り返し。

おいしいものを食べたい、食べるとおいしいという気持ちはあるが、食って寝て出して働いて生きて動いて先のことを考えて社会にしがみついて働いて社会に押しつぶされてへとへとになって自分の食い扶持のために仕事を作り出してでもその仕事はやらないとだれか死ぬってものでもなくて賽の河原の石を右に左に積み替え続けながら生きてそのために食っていくサイクルの中にいると思うと食べていても生きていたくなくなる。

結婚して家族を持って養って子どもを産み育てたりしてほかの命に生きがいを見出す人もいるだろう。ていうか人間ある程度大人になると子供を持ちたがるのはやっぱり自分の人生に飽きるからっていうのもあると思う。

でもそうやって育てた子供が受験して、、とか就活して、、とかいうことを考えるとぞっとする。多少の違いはあれまた同じ苦が繰り返されていくことを思うとげえっとなる。

「すぐに死ぬ方法」「寿命を縮める方法」を検索しているが、自殺したいわけではない。受け身で死にたい。

ふっと人生が終わって生きることから解放されたらいいなと思う。

今すぐコールドスリープさせられて、300年後とかまで放置されて寝かせてもらえるのもいい。

なんなら通り魔に殺されるとかでもいい。社会への最後の貢献として捨て身でそいつ道連れにするか、無理なら目玉に指突っ込んでえぐりだすかしてから死ぬから。

頼む、社会というステージから、人生というステージから降りさせてくれ。

一旦生きるのやめていいよといってくれ。

この気持ちを言葉にすることでなんとか自分の気持ちが前向きになることを願って書いた。